ちょうど10年前、青森でお花の教室を行っておりました。

写真は青森弘前の桜まつりでの一枚。娘はすくすくと成長し今年から大学生となります。

今でも忘れません。主人の転勤で初めて下り立った新青森駅は冷たい雨が降り強風でした。みぞれまじりの雨が肌に突き刺ささり痛いし寒いし …今までの人生で感じたことのない感覚がかえって新鮮で、娘とキャーキャー騒ぎビショ濡れになるのを笑いながら、青森の洗礼を受けたのを覚えています。

あれから10年、紆余曲折。東京に戻り教室を再開するために準備を進めていましたが娘の中学受験が近づき一旦クローズ。無事に中高一貫校に入学したものの、思春期の娘のいる自宅をオープンにし、お教室を行うのにも抵抗がありました。一度は「お花」をあきらめようと思いましたが、派遣OLとして働きながらお花を続けていました。そして現場を知るため、お花の世界でご活躍されている相澤先生のスタッフとして百貨店で働きました。現場では何が売れるのか、先生のアレンジする流れや販売方法などたくさんのことを学ばせていただきました。

なぜこんなにも「お花」に魅かれてしまうのか。それは「お花」のレッスンをはじめて、なんとなく前向きになれる感覚。どんどん自分が変わって行きました。とことん貫く強さと粘ることが重要なことも教えてくれました。このままじゃ終われない。あきらめることができない気持ちにまたパワーをくれたのも「お花」でした。

初めてお花の講師として本格的に活動した青森では、たくさんの生徒様のおかげで成長でき、その経験は今の自分を支えてくれています。上手くいかず苦しときも、いつもそばに「お花」と「家族」がいてくれたから頑張ってこれた。「お花」はやはり気持ちを豊かに、幸せにしてくれるのだと思います。

そして次のチャレンジは「お花」を通じて皆様に、日常生活が今よりもっとキラキラ輝き、どんどん向上していくことを実感していただくことです。自宅にある使わなくなったお花や見本品を少しアレンジして、ご近所のお店や企業様に利用していただく、リユース活動です。この「花活」を通していろいろな方に幸せになっていただけたら嬉しいです。